講談社学術文庫大文字版オンデマンド

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中国の歴史6 絢爛たる世界帝国 隋唐時代

シリーズ:中国の歴史

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商品説明

◆重要◆
【表紙のデザインについて】
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【内容紹介】
講談社創業100周年企画「中国の歴史・全12巻」の学術文庫版。第3回配本、第5巻と同時発売の第6巻は、古代東アジアに君臨した隋唐帝国の興亡史。

後漢末以来、400年にわたった分裂は、589年、隋によって統一された。2代皇帝・煬帝は大運河を開鑿するなど強権を発動したが、高句麗遠征に失敗して求心力を失う。煬帝の死後、3代恭帝から禅譲された李淵は唐王朝を樹立。2代太宗は、均田制・租庸調・府兵制を中心とする律令体制によって国力を充実させ、国際都市・長安を中心とする当時世界最高の文明国を現出させた。唐は一時、中国史上唯一の女帝・則天武后の周朝により中断するが、第6代玄宗により中興を果たすと、唐詩の李白・杜甫、書の顔真卿らを輩出して文化面でも繁栄を極めた。

しかし、8世紀半ば、突厥の母とソグドの父を持つ安禄山の反乱、さらに9世紀後半の黄巣の乱へと混乱の度を加え、907年、朱全忠の簒奪により唐王朝は滅亡する。シルクロードと都市の発展、女性たちの進出、日本からの遣唐使と円仁の求法の旅、朝鮮・ウイグル・チベットなど周辺諸国の動向もまじえ、世界帝国の300年を鮮やかに描き出す。

*〔原本:2005年6月、講談社刊〕

【目次】
はじめに――激動する東アジア
第一章 新たな統一国家――隋王朝
第二章 唐の再統一とその政治
第三章 安史の乱後の唐代後半の時代様相
第四章 律令制下の人々の暮らし
第五章 則天武后と唐の女たち
第六章 都市の発展とシルクロード
第七章 隋唐国家の軍事と兵制
第八章 円仁の入唐求法の旅――唐後半期の社会瞥見
第九章 東アジアの国々の動向
第一〇章 隋唐文化の諸相
終章 唐宋の変革の理解にむけて
学術文庫版の補遺――隋唐史研究の新たな課題
主要人物略伝
歴史キーワード解説
参考文献
年表
索引


著者
氣賀澤 保規(ケガサワ ヤスノリ)
1943年長野県生まれ。京都大学文学部卒。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。佛教大学助教授、富山大学教授、明治大学教授をへて、現在、東アジア歴史文化研究所代表、東洋文庫研究員。著書に『府兵制の研究―府兵兵士とその社会』(同朋舎)、『則天武后』(白帝社、講談社学術文庫),編著書に『中国仏教石経の研究―房山雲居寺石経を中心に』(京都大学学術出版会)、『遣隋使がみた風景―東アジアからの新視点』(八木書店)、『雲南の歴史と文化とその風土』(勉誠出版)ほか。

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