講談社学術文庫大文字版オンデマンド

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中国の歴史7 中国思想と宗教の奔流 宋朝

小島 毅 (著者)

シリーズ:中国の歴史

¥ 2,904 (本体: ¥ 2,640 + 消費税: ¥ 264)
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商品説明

◆重要◆
【表紙のデザインについて】
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【内容紹介】
講談社創業100周年企画「中国の歴史・全12巻」の学術文庫版、第4回配本。
この巻では、唐宋変革期から南宋滅亡までを政治史を概観するとともに、思想文化に焦点を合わせて宋代中国を考察する。

著者によれば、中国四千年の歴史のなかで、日本人にもっともなじみやすいのは宋代であり、日本の生活習慣や伝統文化の奥底に「宋」は居着いているという。

大唐帝国を揺るがせた安史の乱から200年、五代乱離のあとを承けて宋朝が建てられた。太宗の下、中央集権的官僚国家が確立、科挙制度の改革により広範な階層から科挙官僚が輩出した。文治主義をとったことの功罪はいかなるものだったか。なかでも、朱子学の公認は宋という王朝を象徴する出来事だったが、それはどのような背景、環境から生まれ、受容されていったのか。その過程と、そこに関わる士大夫たちの精神について詳述する。
北方の異民族王朝に対し絶えず軍事的劣勢にありながらも、後世まで規範となる政治・社会・経済システムを作り上げた宋朝は、文化の華がひときわ咲き誇った時代だった。宋代に起源をもつ文化の新潮流、陶磁、喫茶、書画、文学などにも目を向け、宋代像を描き出す。

*〔原本:2005年7月、講談社刊〕

【目次】
はじめに 
第一章 宋朝の誕生
第二章 宮廷の運営
第三章 動乱の世紀
第四章 江南の安定
第五章 宗教の土着化
第六章 士大夫の精神
第七章 技術の革新
第八章 文化の新潮流
第九章 庶民の生活
第一〇章 中華の誇り
おわりに

学術文庫版あとがき
主要人物略伝
歴史キーワード解説
参考文献
年表
索引


著者
小島 毅(こじま・つよし)
1962年生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。主な著書に『中国近世における礼の言説』(東京大学出版会)、『宋学の形成と展開』(創文社)、『朱子学と陽明学』(ちくま学芸文庫)、『東アジアの儒教と礼』(山川出版社)、『義経の東アジア』(勉誠出版)、『父が子に語る日本史』『父が子に語る近現代史』(ちくま文庫)、『儒教の歴史』(山川出版社)、『子どもたちに語る日中二千年史』(ちくまプリマー新書)、『儒教が支えた明治維新』(晶文社)、『近代日本の陽明学』(講談社選書メチエ)など。

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