講談社学術文庫大文字版オンデマンド

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東京の自然史

貝塚爽平 (著者)
¥ 2,508 (本体: ¥ 2,280 + 消費税: ¥ 228)
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商品説明

◆重要◆
【表紙のデザインについて】
・この本の表紙は、
商品画像2枚目にあるサンプルと同様の
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【内容紹介】
氷河期、火山活動、大地震による地殻変動、風雨による浸食と砂礫の運搬……そして人間による開発。100万年のスパンで、東京の地形の秘密を読み解く地殻変動(巨大地震で、地表面は数メートル移動)、氷期と間氷期の海水面変化(一〇〇メートル以上)、火山灰の堆積(数メートル以上)、河川による砂礫の堆積……。一〇〇万年超の東京の形成過程と江戸以来の開発による地形変化を解明。過密集住の東京を脅かす様々な災害。散歩ガイド・災害マップとして、必携の地形学による東京史。(解説・鈴木毅彦)

「この本では、東京の土地の自然がどんな構成になっているかを、その生いたちにもとづいて説明することに重点をおいているけれども、その間には土地の性状と関係のある災害や土地利用の問題にも言及したいと思う。……自然の生いたちは、古くまで遡ればきりがないが、現在の東京の地形が成立し、現在利用されている地下水が関係するような地層が成立したのは、ほとんど、第四紀と呼ぶ最新の地質時代のことであるから、話は第四紀の約一〇〇万年にしぼられ、最近の一〇万年ぐらいが特に問題となる。」(「第一版のまえがき」より)

※本書の原本は、紀伊國屋書店より1979年に刊行された『東京の自然史<増補第二版>』です。

【目次】
増補第二版によせて
第二版のまえがき
第一版のまえがき
1 東京の自然
2 武蔵野台地の土地と水
3 氷河時代の東京
4 下町低地の土地と災害
5 東京湾の生い立ち
6 むすび――過去の東京から未来の東京へ


著者
貝塚爽平(かいづか・そうへい)
1926~1998年。東京大学理学部地理学科卒業、同大学院特別研究生前期修了。東京都立大学教授を経て、東京都立大学名誉教授。専門は地形学。理学博士。

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